Japan,
2020年
2月
13日
|
12:00
Asia/Tokyo

ブッキング・ドットコム2020年度「Technology Playmaker Awards」 20ヵ国45名のファイナリストに日本より初めて選出!

~多様でインクルーシブなIT業界を築こうと努める女性たちの活躍を讃えるイニシアチブ~

【2020年2月13日、日本発表】
世界最大級のEコマース企業でありIT技術の先駆的存在でもあるBooking.comの日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 以下:ブッキング・ドットコム)は、IT技術を駆使して革新的なプロダクトや体験を生み出し、コミュニティや次世代に変革をもたらす全世界の女性たちの活躍を称える2020年度「Technology Playmaker Awards(テクノロジー・プレイメーカー・アワード)」のファイナリストを発表しました。

今年で3年目を迎える本アワードの今年のファイナリストたちは、 現在のビジネスや社会を形づくってきた、IT業界における革新者の中から選出されました。今回、Woman in Technology Japanを設立した日本在住38年のアニー・チャン氏が日本から初のノミネートとなり注目を集めています。その他、キルギスタンの少女たちにプログラミングを教えるための「コーディング・キャラバン」を主催するソフトウェア開発者や、アルゼンチンの女性や少女たちにとって経済の面でインクルーシブな環境の整備を促す教育的なオンラインプラットフォームの創設者、テクノロジーの国際的なコミュニティーによる難民や亡命希望者、避難民の人々のニーズへの対応を調整する団体などが含まれます。

今年は9つのカテゴリーにおいて合計45名のファイナリストが選ばれ、その出身国はアルゼンチン、オーストラリア、ボリビア、日本、イスラエル、インド、ナイジェリア、シンガポール、ドバイ首長国連邦、イギリスなど計20ヵ国に上ります。IT業界の最前線を既に駆け抜けている存在、または業界の未来を切り拓くであろう存在として認められたファイナリストたちは、テクノロジーの革新性をはじめ、ビジネスや社会の利となる全く新しいテクノロジーの活用方法、多様性の促進のためのたゆまぬ努力などを元に選抜されました。最終候補者たちが取り組む分野はメドテック(医療技術)や女性の健康、再生可能エネルギー、フィンテック、デジタル決済におけるテクノロジーのイノベーションから、女性IT起業家のための機会の創出、女性の活躍を推進するスタートアップ企業、IT業界における多様性やインクルーシブな環境についての議論を推し進める活動など多岐に渡ります。

2017年に開始された本アワードは、テクノロジーを通じてビジネスや業界、コミュニティーに変革をもたらす女性たちを称え、IT業界を担う次世代のリーダーたちを後押しするためのものです。また、IT業界がよりインクルーシブで、多様な人々を迎え入れるようなものとなるように現状に疑問を呈し、新しい風を吹かせる人々を称えるという目的も掲げられています。

ブッキング・ドットコムの会長、ギリアン・タンズは次のようにコメントしています。

「今年のテクノロジー・プレイメーカー・アワードのファイナリストたちは、イノベーションや起業家精神、ビジネスにおけるリーダーシップやコミュニティーへの影響、メンターシップ、次世代へのインスピレーションやよりインクルーシブな環境の構築など、様々な部分で傑出した功績を残している方々ばかりです。新興国からITの中心地と呼べる国まで出身国は様々ですが、IT業界に携わり、多様性を奨励しているこれらの女性たちは、豊かな才能とIT業界がもたらす未来への期待感を有している点で繋がっていると言えるでしょう。」

ファイナリストの一覧は、テクノロジー・プレイメーカー・アワードのウェブサイトでご覧いただけます。

受賞者は、ロンドンで2020年3月26日(木)に催されるアワード授賞式にて発表されます。IT分野における女性たちの貢献の重要性と幅広さを称えるべく、アワードは9つの異なるカテゴリーに分けられています。各カテゴリーでの受賞者には€5,000(約60万円)の賞金が贈られ、それぞれが支持するチャリティー団体などに寄付することもできます。そして、2020年の「テクノロジー・プレイメーカー総合大賞」受賞者は対象となる8つのカテゴリー受賞者から選ばれ、さらに追加の賞金€10,000(約120万円)が贈呈されます。

アワード授賞式の基調講演は、感情認識AIの分野の先駆者であり、MITから派生した革新的企業、Affectivaの共同創業者兼CEOであるラナ・エル・カリウビ氏が行います。同氏は、近日出版予定の「Girl Decoded(ガールズ・ディコーデッド)」の著者でもあります。また、ブッキング・ドットコム会長のギリアン・タンズ、および2019年のテクノロジー・プレイメーカー総合大賞受賞者であり、世界中の少女たちにプログラミングを教えるRails Girlsの創立者、リンダ・リウカス氏のスピーチも予定されています。

ラナ・エル・カリウビ氏は次のように述べています。

「女性たちは熱意と才能を日々IT業界にもたらしているものの、世間の注目を集めないことが多いことが現状です。今回、そんな女性たちを称えるブッキング・ドットコムの活動に携われることを非常に嬉しく思います。ブッキング・ドットコムのテクノロジー・プレイメーカー・アワードのようなイニシアチブは、女性たちにITやSTEM(科学・技術・工学・数学)の分野に加わることを促すだけでなく、既にこれらの分野に携わっている女性たちが輝き、能力を最大限に発揮し、私たちの業界が求めている視点の豊かさと多様性を加えるよう、彼女たちに勇気を与えてくれるでしょう」

受賞者は、世界的なIT企業の重役や起業家、創業者、また多様性やインクルーシブな環境の分野における主要な提唱者など、14名の権威ある審査団によって選別されます。審査員団には、Monzoのヘッド・オブ・ダイバーシティ&インクルージョンであるシュリー・アチェソン氏やBlack Girls CODEの創立者兼CEOであるキンベリー・ブライアント氏、Skyscannerのチーフ・ピープル・オフィサーであるRuth Chandler氏、Workplace from Facebookのバイスプレジデントであるジュリアン・コルドニウ氏、そしてギリアン・タンズが名を連ねます。

ギリアン・タンズは以下のように熱意を述べています。

「ブッキング・ドットコムはIT分野に身を置く女性たちの功績に光を当て、業界内にあふれる人材の多様性を称えることで、より多くの人々にIT業界でのキャリアを追求することを促せるようにと、本アワードプログラムを始動しました。ただ、これまでの成果に手ごたえを感じているものの、より多様な人々が受け入れられるような環境をIT業界に築くには、さらなる努力が求められていることを感じるばかりです。ブッキング・ドットコムによる全世界を対象とした調査の結果から、IT業界に従事する女性の5人に1人は自らの貢献が十分に評価されていないと感じており、これは真の男女平等の達成における明らかな障害となっています。(※)IT業界をさらに多様化し、すべての人が輝けるようなより魅力的でインクルーシブな業界にするためには、既存の文化やプロセス、考え方を今後も批判的に精査し続ける必要があるのです。」

IT業界の様々な面における女性たちの功績を称える各カテゴリーの他にも、今年は女性の登用不足への取り組みや、ITやテクノロジーの分野での多様性やインクルーシブな環境の促進を行う個人を、性別を問わず「チャンピオン・オブ・チェンジ」のカテゴリーで表彰いたします。

 

※調査はブッキング・ドットコムによって、6,898名の回答者(イギリス、アメリカ、フランス、ブラジル、オランダ、ドイツ、中国、オーストラリア、インド、スペイン)を対象に独自に行われたものです。イギリスの回答者は789名に上りました。本アンケートは、2018年8月2日~9月6日にオンラインで実施されました。回答者には、ITの分野に加わる高校生や大学生、IT業界に復帰した方、またIT業界での経験が浅い方から経歴豊富な方まで含まれます。