Japan,
2022年
11月
22日
|
11:00
Asia/Tokyo

ブッキング・ドットコム、「サステナブル・トラベル」プログラムの取り組み1年を迎え、新たに3つの認証レベルを導入

~レンタカー、フライトでも新機能を追加し、環境負荷軽減に向けた対応強化へ〜

【2022年11月22日、日本発表】 
「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に、多種多様な宿泊施設や旅ナカ体験、旅行中のシームレスな移動手段を提供する世界最大級の宿泊予約サイト Booking.com の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 以下:ブッキング・ドットコム)は、「サステナブル・トラベル」プログラムを2021年に運用開始してから1年を迎えます。一層に旅行者が旅先でよりサステナブルな選択ができるよう、透明性と信頼性の高い情報を提供することを目的に、プログラムに複数の新たな仕組みを加えて強化継続してまいります。新たに加えた主な仕組みとして、サステナブルな事業運営の実現に向けて、制度取得の取り組み過程にある宿泊施設を可視化するため、「サステナブル・トラベル」プログラムを3段階のレベルに分けて、評価できるようにしました。これによって、環境および地域コミュニティに及ぼす影響という点で、より責任ある運営を進めながらも、まだ「サステナブル・トラベル」プログラムの認証を受けていない宿泊施設に対しても旅行者からの注目を集め、宿泊施設のサステナブルな取り組みが認知されるように設計しました。この新しいレベルは、サステナブルな宿泊施設として初期段階にある施設に対して、認証獲得に向けての道筋をより明確に示します。また、より多くのパートナー施設が「サステナブル・トラベル」バッジ取得の目標に向かって前進し続けることを後押しし、その動機づけとなることも目的としています。

同時に、ブッキング・ドットコムではこの新たなレベルが導入されることによって、旅行者は各宿泊施設のサステナビリティへの道のりにおいて、今どこにいて、またどんな取り組みを実施しているのかが明確に分かり、また理解を深めることができるようにしました。また、「サステナブル・トラベル」バッジの取得に必要な40以上にも上るエコラベルや認証を取得するために、その優れた取り組みや投資を行っている宿泊施設をより明確に示し、サステナブル・トラベルのフレームワークを強化することも目指しています。

■新しい「サステナブル・トラベル」レベル

レベル1「サステナブル・トラベル」プログラムのエントリーレベルとなるレベル1は、宿泊施設がプログラムに着手し、取り組みを実践していることを示すものです。このレベル1のラベルは、葉っぱ1枚のマークで表示され、また施設の取り組み内容をすべて表示する予定です。

レベル2「サステナブル・トラベル」プログラムのレベル2は、宿泊施設が影響力のあるサステナビリティへの取り組みを実践するために比較的大きな投資と努力をしていることを示すものです。レベル2のラベルは、葉っぱ2枚のマークで表示される予定で、実施している取り組みがすべて表示されます。

レベル3 「サステナブル・トラベル」プログラムのレベル3は、宿泊施設が影響力のあるサステナビリティへの取り組みを実践するために多大な投資と努力を行っているものの、まだ正式な第三者機関による認証を取得していない宿泊施設を示すものです。レベル3のラベルは、葉っぱ3枚のマークで表示される予定で、実施している取り組みがすべて表示されます。

認証取得済みの宿泊施設「サステナブル・トラベル」プログラムは第三者機関による信頼性の高い40以上もの認証と連携しています。いずれかの機関の制度において、認証を獲得するために努力と投資を行い、併せてサステナビリティに向けて非常に大きなコミットメントをしている宿泊施設は、「サステナブル・トラベル」プログラムの中で最もレベルの高い認定が付与されます。また、認定された施設はプログラムの名称が入った認証ラベルも付与されます。この「サステナブル・トラベル」プログラムの最高レベルが自動的に付与される第三者機関の認証は、世界持続可能観光協議会(GSTC)、Green Tourism、EUエコラベルによって正式に承認されたものに加えて、グリーン・シール(Green Seal)、ノルディック・スワン・エコラベル(Nordic Swan Ecolabel)、グリーン・ホスピタリティ・エコラベル(Green Hospitality Ecolabel)、アイベックス・フェアステイ(Ibex Fairstay)、フェア・トレード・ツーリズム(Fair Trade Tourism)、リード(LEED)、エッジ(Edge)も含まれます。

本レベルの導入により、ブッキング・ドットコムのウェブサイトやアプリで確認できるサステナブルな取り組みを実施している施設の数は、40万軒以上に上りました。ブッキング・ドットコムの「サステナブル・トラベル」のラベルを持つ宿泊施設数が多い国は、イタリア(46,365軒)、フランス(27,677軒)、ドイツ(24,038軒)、スペイン(23,650軒)、アメリカ(19,396軒)となります。日本は約4200軒です。

なお、ブッキング・ドットコムでは引き続きパートナー施設に向けて本プログラムの理解、浸透も進めています。すでに世界中のパートナー施設のうち125万軒以上の施設について、それぞれが実際に行っているサステナビリティへの取り組みに関する何らかの情報を共有し、併せて各々の施設の取り組み状況が分かるように、「サステナブル・トラベル」のエントリーレベルのラベルを獲得するために必要な最低基準を満たしているかどうかとは関係なく、ブッキング・ドットコムの施設のリスティングページに明示されています。宿泊施設のレベル獲得における各取り組みの影響度の評価方法や、外部の専門家・組織と協力して開発した教育リソースの詳細については、sustainability.booking.com「サステナブル・トラベル」ハンドブックよりご確認いただけます。

■レンタカー検索でハイブリッド車と電気自動車を絞り込める新しい機能が登場

ブッキング・ドットコムのアプリとウェブサイトでレンタカーを検索する際に、電気自動車とハイブリッド車を絞り込める新しい機能を追加しました。これにより、旅行者はサステナブルな交通手段をより簡単に探すことができます。ハイブリッド車と電気自動車のオプションを選択可能なのは現在、60ヵ国となっていますが、今後1年間で世界中の多くのレンタカー会社がよりサステナブルな車両を確保すると予想され、その在庫と利用率は拡大すると考えられます。

■宿泊施設とフライトの炭素排出量情報
ブッキング・ドットコムは、気象関連テクノロジー企業であるCHOOOSEとの新たなパートナーシップの一環として、ヨーロッパ内の宿泊予約において、炭素排出量データを初めて予約サイト上で表示することにしました。この取り組みは、予約プロセスにおいて、いかに分かりやすくシームレスに炭素排出量のオフセットをオプションとして組み込むかを模索する目的もあります。この新しい機能は、ヨーロッパの宿泊施設を対象に導入後、世界各国へ拡大していく予定です。

同様に、Travalyst Coalitionと共同で開発した航空に関する枠組みに沿って、CHOOOSEと連携しながら、ブッキング・ドットコムのプラットフォーム上のフライトに関連する炭素排出量情報の掲載も始める予定です。今後、一部のフライトについては、総炭素排出量がフライトの詳細ページに表示されるようになります。また2023年には、この炭素排出量データに基づいてフライトの検索結果を並べ替えることのできる機能を導入する予定です。

ブッキング・ドットコムのサステナビリティ部門の統括責任者を務めるダニエル・ディシルバは、次のように述べています。
「ブッキング・ドットコムは『サステナブル・トラベル』プログラムの最適化と開発をさらに推し進めながら、今後も誰もが旅行でより簡単に、よりサステナブルな選択ができることを目指しております。私たちはブッキング・ドットコムのプラットフォーム上で検索される旅行のあらゆる側面を調査し、旅行者により多くの情報を提供するための方法を積極的に模索しています。週末旅行に向けたアパートメントや次のドライブ旅行に出かける際の電気自動車の選択肢の提供や、フライトの炭素排出量データの開示など、旅行者もパートナー施設もよりサステナビリティに配慮したアクションへと導き、地球にも、旅行業界にとってもより健全な未来を実現するため、ブッキング・ドットコムとしての役割を果たせるように取り組みを遂行してまいります。」

ブッキング・ドットコムの「サステナブル・トラベル」プログラムは、同社の気候変動対策へのコミットメントの重要な柱となるものです。Booking Holdings Inc.(NASDAQ:BKNG)の一部であるブッキング・ドットコムの「サステナブル・トラベル」プログラムの詳細については、sustainability.booking.comでご覧いただけます。また、同社のClimate Action Plan(気候行動計画)もぜひ併せてご確認ください。