Japan,
2020年
8月
24日
|
13:00
Asia/Tokyo

5~6月の宿泊施設検索の傾向を分析! ブッキング・ドットコムの中から気になる施設を探す 「ウィッシュリスト」データで見る新しい旅のスタイル

~マイクロツーリズムの方向性がより明確に~

【2020年8月24日、日本発表】
多種多様な宿泊施設や旅ナカ体験、旅行中の様々な施設タイプを提供する世界最大級の宿泊予約サイト Booking.com の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 以下:ブッキング・ドットコム)は、ブッキング・ドットコムに掲載されている宿泊施設の中で、今後滞在してみたい施設をお気に入り登録・保存する「ウィッシュリスト」機能を利用した、2020年5月~6月のデータを新たに分析し、人々がコロナ禍での旅行に抱く願望や傾向を紐解き発表します。

新型コロナウイルス感染症が流行し始めた2020年初頭より、各国における国境の閉鎖や渡航制限、そして国内における外出自粛措置などから、人々の往来を主とする「旅行」が一時的に停滞していました。今回、その2020年5月~6月の2ヵ月間で、世界中のユーザーが今後の旅先のヒントとしてブッキング・ドットコムに掲載されている宿泊施設ページのハートマークをクリックし、ウィッシュリストとして登録・保存したものを分析しました。

■在住都道府県内の宿泊施設に興味を示す「マイクロツーリズム」の傾向に!
この時期日本国内でウィッシュリストに登録された宿泊施設とユーザーの傾向を見ると、青森県のユーザーは青森県内の宿泊施設を最も多く登録し、愛媛県のユーザーは愛媛県内の宿泊施設を最も多く登録するなど、各都道府県でそれぞれ自分の在住地付近の施設を検索していることが分かりました。このことから、コロナ禍の影響で遠方に行くよりも近場で新たな魅力を発見する「マイクロツーリズム」の意識が高いことが伺えます。

徐々に旅行に目が向けられている中で、検討されている宿泊施設タイプも国によって志向が様々となっています。日本では、ホテルが53%と世界平均よりも17%高く人気となっています。次いで、アパートメント、旅館、アパートホテル、ゲストハウスが選ばれていることが分かりました。特に「旅館」は日本ならではの宿タイプであり、現在では「3密」を避けるため部屋食を求めているユーザーのニーズに応えるべく、ブッキング・ドットコムでも「部屋食」が選べるプラン掲載の幅広い導入を進めています。

また、今回の対象期間中、日本で「ウィッシュリスト」に登録された宿泊施設のうち沖縄県の施設が最も多く選ばれていることが分かりました。3~4月時点では京都府が人気だったことから、より非日常を体験できる自然豊かな土地への旅行願望が高まっていることが伺えます。

京都に滞在した日本ユーザーが京都に関してお勧めするトピックは、「紅葉」「寺」に次いで「サステイナブル」が上がっており、観光だけにとらわれない旅への関心が高まっています。また、沖縄に滞在したユーザーは、地元の「食」への関心が高い傾向にあります。

■各国からの日本への旅行願望はまだまだ健在!?
各国ユーザーによって最もウィッシュリスト登録されていた他国のランキングTOP10をみると、日本の施設がランクインしている国はアジア圏だけでなく、オセアニアや南アメリカにも及んでいます。これを受けて、日本への旅行願望がある世界の旅行者はまだまだ多いことが分かりました。

国名

ランキング

国名

ランキング

台湾

2位

韓国

4位

香港

2位

ニュージーランド

4位

中国

2位

オーストラリア

5位

インドネシア

2位

メキシコ

6位

タイ

2位

アメリカ

10位

シンガポール

3位

 

 

一方、海外旅行に目を向けている日本人の中で最も人気の地域はソウル(韓国)、次いで台北(台湾)、ホノルル(ハワイ)、バンコク(タイ)、そしてパリ(フランス)となりました。3~4月の同データ分析で発表したTOP5にあげられた地域と変動はなかったものの、台北が4位から2位に浮上していることがわかります。

 

※本データは2020年5月~6月と2019年の同じ月におけるBooking.comのウィッシュリストデータ比較に基づいています。Booking.com利用者は、プラットフォームのすべての宿泊施設ページにあるハートボタンをクリックすることで、次の旅で利用したい施設をお気に入り登録することが可能です