Japan,
2019年
12月
3日
|
11:00
Asia/Tokyo

『バックパッカーが泊まるための二段ベッド』だけじゃない! Booking.comがホステル業界の最新トレンドを紐解く

【2019年12月3日、日本発表】
多種多様な宿泊施設や旅ナカ体験、旅行中のシームレスな移動手段を提供する世界最大級の宿泊予約サイトBooking.com の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表:アダム・ブラウンステイン 以下:ブッキング・ドットコム)は、2000年に初めてのホステルが登録されてから、3万3,000軒以上が登録されている今日に至るまで、伝統的なユースホステルやヨガ・リトリート、ジャンボジェット機を利用した宿にポッシュテル(高級ホステル)など、他の旅行代理店やウェブサイトではなかなか見かけないユニークな滞在先の数々をユーザーに提供してきました。そしてこの度、ブッキング・ドットコムでは、ホステルの人気が継続して高いことを受け、ユーザーはどの目的地への旅行を計画し、滞在中どんなことがしたいのか、そしてブッキング・ドットコムが旅に精通したホステルユーザーに訴求するためにプロダクトをどう改善していけるのかなど、共同宿泊施設(他の旅行者とシェアするタイプの宿)に関するトレンドを調査・分析し発表します。

世界的に見ると、ホステルの予約者は定番の観光地を旅する予定であることが多く、ブッキング・ドットコムで2019年にもっとも多く検索された目的地にもバルセロナやアムステルダム、プラハ、ロンドンなど有名どころが挙がります。ただし最近は知名度がそれほど高くない旅先を訪れる「穴場旅」が人気を集めはじめており、ホステルを予約するユーザーの間でもそれが同様にトレンドになりつつあります。

昨年、ホステルの予約者数がもっとも大きい伸び率*を見せた目的地には、コロンビア・ボゴダの西側にあるアンデスの町サレント、3つの火山に囲まれたペルーのアレキパ、日本の札幌、ベトナムの港町ダナン、サンゴ礁や白い砂浜で有名なフィリピンのエル・ニドなどがありました。

ホステルは、何よりもその温かい雰囲気が特長です。そのため旅先が国内であっても、国外であっても、多くの人がしばしば滞在先にホステルを選びます。世界的に見ると、ホステルの予約者が選ぶ人気の旅先はスペインや日本、ロシア、イギリス、タイなどですが、日本の予約者の間では日本国内での予約が多く、その他韓国、タイ、台湾、アメリカなどが人気です。

また、旅行熱を満たすため、そして予算や休日を有効活用するためなど理由は様々ですが、ホステルの予約者は休暇を最大限に楽しむため、一度の旅行で複数の目的地を訪れることも多いようです。ホステルの予約者にもっとも人気の目的地の組み合わせ**は以下の通りです。

  • 京都、大阪、東京
  • ブダペスト、プラハ、ウィーン
  • リガ、タリン、ビルニュス
  • バンコク、チェンマイ、パーイ
  • クスコ、リマ、マチュピチュ

ブッキング・ドットコムが行った最近の調査では、世界中の旅行者の33%、日本の12%***が「旅行中に少なくとも1回はホステルに宿泊したい」と回答し、その理由を「旅行に社会的な側面を持たせるため」としています。ブッキング・ドットコムに掲載されているホステルは、25%以上がウォーキングツアーを提供。その他数多くのホステルもハッピーアワーや現地の文化体験、ムービーナイト、ライブ演奏など幅広いアクティビティを提供し、旅行者がコミュニケーションの場を楽しめるよう尽力を続けています。

カクテル作りのレッスンで他の旅行者とグラスを傾けたり、自転車のツアーで市内を回ったりなど、ホステルに泊まるだけで様々な体験ができ、旅はきっともっとドラマチックなものになるでしょう。これこそが、2019年のホステル予約者の実に53%を、新しい人との出会いや体験のシェアなどを求めるひとり旅の旅行者が占めている理由かもしれません。

ブッキング・ドットコムでは、IT技術を通じて、ユーザー・エクスペリエンスはもちろんパートナー施設の方のエクスペリエンスも向上させていきたいと考えています。効率的に予約数・売り上げを伸ばしていけるよう、煩雑な業務の簡素化や、各施設固有のユニークなセールスポイントとユーザーとのマッチングなど、デジタルな側面からのソリューション提供に努めます。

またリアルタイム・テクノロジーが人々、特にミレニアル世代や尽くし世代の消費性向上に大きな影響を与える昨今、モバイル端末向けのプロダクトやツールの改善に一層注力し、提携ホステルの方々のニーズにより合った機能の提供を目指します。ブッキング・ドットコムでは、すべての宿泊予約のうち50%以上がモバイル端末から行われており、ホステルの予約に関してはこれを上回るペースとなっています。

オセアニア・北アジア地区統括リージョナル・ディレクターのアダム・ブラウンステインは次のように述べています。「ホステル業界は、『バックパッカーが泊まるための二段ベッド』から様々な方向に大きな進化を遂げており、私たちは世界中の旅行者にとってホステルがさらに身近なものになるよう努力を続けています。2019年の現時点では、日本のホステルをもっとも多く予約しているのは日本各地、台湾、中国、韓国、フランスからの旅行者で、国内旅行、国外旅行それぞれでホステルへの需要が見えてきます。今後も世界各地の提携ホステルが、そのユニークな特長でゲストを呼び込むお手伝いができることを楽しみにしています。」

脚注

*「もっとも大きい伸び率」とは、予約数が1万件以上の目的地の中で、前年の同期間と比較した予約数の増加率がもっとも大きいことを指します。

**「もっとも人気の目的地の組み合わせ」とは、ホステルの宿泊を1回以上含んだ3都市以上の旅行の中でもっとも人気なものを指します。

***調査はブッキング・ドットコムによって、過去12ヶ月の間に旅行に出かけた、または今後12ヶ月間以内に出かける予定のある成人を対象に独自に行われたものです。回答者は計22,000人でした(オーストラリア、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、日本、中国、ブラジル、インド、アメリカ、イギリス、ロシア、インドネシア、コロンビア、韓国からそれぞれ1,000人、ニュージーランド、タイ、アルゼンチン、ベルギー、カナダ、デンマーク、香港、クロアチア、台湾、メキシコ、オランダ、スウェーデン、シンガポール、イスラエルからそれぞれ500人)。回答者は、2019年8月9日から8月28日までにオンラインでアンケート調査に回答しました。